インプットシャフトとクラッチ

 細かいところでインプットシャフトを見ていこう。すると、スプラインが違うではないか。つまりAZ−1のクラッチディスクの取り付けが不可能ということである。

NA用 AZ−1用


 下の写真はNA用のレリーズベアリング。



 これを取り外してAZ−1のミッションにとりつけると、つけられなかった。内径が小さいのである。このことから、インプットシャフトの径も細いことが類推される。



 クラッチディスクを比較してみた。左がNA用。



 AZ−1のフライホイールにクラッチディスクを重ねたところ。

NA用 AZ−1用


 当然ながらAZ−1用のクラッチディスクはぴったりはまるが、NA用のクラッチディスクは少々径が小さい。

NA用 AZ−1用


 以上のことから、AZ−1にNA用の4速ミッションを取り付けるためには、クラッチディスク、カバー、フライホイールをNA用にする必要があると言える。


 次頁では、ドライブシャフト、ミッションマウントなどを見ていく。