出火したエンジンを分解する、その3


 リアミットシップ車はエンジンの異常に気が付きにくい。そのため手遅れになり致命的なダメージを与えてしまうことがある。2009年のABC広島でもネタとして展示したサーキット走行中に出火したエンジンを分解したところ、エンジンの中身まで錆び、しかもオーバーヒートでシリンダーヘッドまで溶けていたため全く使い物にならないエンジンであることがわかった。
 とはいえ一部部品はまだ使えそうだ。今回は、カーボンすら簡単に落としてしまうエンジン部品洗浄剤のサンエスK1に漬けておき、消火剤で発生した錆が取れるか検証するとともに、部品の復活作業に挑戦する。


シリンダーヘッドまわり、その1
シリンダーヘッドまわり、その2
カムシャフトまわり
コンロッド・クランクシャフト