デロリアンEVの盲腸

 電気自動車化によって不要になった部分がどうなっているのか見てみよう。
まずはガソリンタンク。フィラーキャップがついているので、まだ存在していると思われる。




 車台プレート。前後重量比は電気自動車化でどう変化したんだろう。




 エンジンフード側に貼られている、バキュームホースの配管図。エンジン自体が存在しないから、このステッカーも不要だ。




 エミッションコントロールの情報。一番下には、1982年のアメリカのカリフォルニア州の排ガス規制とEPA(平たく言うとカリフォルニア州以外の州)の規制に適合していると書いてある。アメリカの排ガス規制は非常に複雑で、伝統的にカリフォルニア州が特別に厳しく、またロビー活動などもあったりするので日々変化している。が、この車は既にカリフォルニア州のZEV(ゼロエミッションビークル)規制、つまり最も厳しい排ガス規制に適合している。認証はとれていないけど、これくらい書いても良いのでは。




 「触媒付き」の表示。そんな物は既にない。




 この車はネガティブグラウンドと書いてある。




 以上、デロリアンEVを見てきた。なかなか豪快な仕様だった。