ロードスタークーペ&ガルウイングのロードスター

 今回の20周年も前回の10周年も、タイムスケジュールはほぼ同じ。しかしレポートする時間は、20周年の方がよっぽど少ないように感じた。というのも移動に自転車が使えなくなったためだ。
 テストコースが広いのは分かり切っていたので、10周年の時は折り畳み式自転車を用意し会場を移動した。そういう移動方法をしていたのは私くらいではなかったかと思う。が、20周年ではそのような移動方法は禁止。「記念車への実名サインの件も含めて、またお前の仕業か」と怒られそうだが(笑)。


 そのような中、目にとまった車を紹介しよう。それはロードスタークーペ。宇品の工場の火災により生産できなくなったため、本当に極少量しか生産できなかった車だ。現存台数で比較してもAZ−1より少ない。黄色はこの車の代表色でもある。




 横から見たところ。幸いなことに、オープン、オプションのハードトップ装着車と重なって並んでいたので、違いを見て欲しい。通常のオープンタイプはトランクリッドがほぼ水平なのに対し、クーペはかなり寝ていることがわかる。




 「もしロードスターにクーペがあったら」と思っていたら出てきた車。でも実際に車に仕上がったら、「ロードスタークーペは欲しかったが、欲しかった車とは違う」という感じになってしまった(個人的感想)。Bピラーより後が三代目ロードスターに設定されたRHTの形状だったらよかったのにと思ってしまう。




 リアフェンダーの張り出しを撮影したところ。トランクやルーフ、Cピラーがついているが、張り出し自体は通常のオープンタイプとあまりかわらない。




 ロードスタークーペは数台しか来ていなかった。



 ガルウイングのロードスターもいたので、紹介せねばなるまい。




 もちろん後付けのガルウイングである。




 ダンパーは一品物。フェンダーの隙間にうまくおさまっている。