ストラットマウントの耐久性

 これ、AZ−1ではなくキャロル。が、ただ者ではない。なんと実走行わずか4600kmの奇蹟の車である。メーターが1周しているとか、ごまかしているとかではない。




 証拠の1つがウインカーレバー。新品同様である。仮にウインカーレバーを折ったため新品に交換し、さらにメーターを巻き戻す小細工をしても、売値が上がるとも思えない。むしろ儲けが少なくなる方向にいく。よってこの車は正真正銘4600kmしか走っていないと言えるのだ。




 で、どこに注目するかというと、ストラットのゴムマウント。ここがへたっているAZ−1も多いと思うが、へたりの原因は走行距離が増えることなのだろうか、それとも経時変化なのだろうか。奇蹟の車のストラットマウントは、ゴム硬度が異なるため部品番号こそ異なるが、形状は一緒。すると・・・写真のようにへたっていた。矢印の部分に隙間が出来ている。




 以上の結果、ストラットマウントは経時変化が支配的といえる。つまり放置しておくだけで劣化していくのである。定期的に交換しよう。


 今回はこれでおしまい。次回もイベントに集まったAZ−1を紹介する。