K360

 またまた登場、三輪トラックのK360、通称けさぶろう。今回はキャリアにのってやってきた。が、三輪トラックは車を正面から見たとき中央にタイヤがある。対してキャリアの矢印部分は三輪トラックが乗せられるような構造になっていない。いったいどうやって降ろすのか???




 写真で分かるとおり、三輪トラックはキャリアへバックで乗せるのだということが分かる。となると気になるのはキャリアへの固定方法だ。通常の四輪車の場合、フックが前後に2カ所づつついているので、それを使えばいい。しかし、三輪トラックは特にフロント部分にはフックがないのだ。
 結局どうやって固定していたかというと、フロントフォークに巻き付けて固定していた。



 本論の三輪トラックの降ろし方だが、ご察しのとおり中央部に板を置いておろす。




 無事降りた。キャリアの矢印の部分をみると、床の穴が板で埋められていた。




 シートを見てみよう。矢印の部分が破れているが、その点に注目。




 なんと植物の繊維が入っている。昔の車のシートには藁が入っていたと聞いたが、ほんとうにそうだったんだ。今風にいうと、バイオマテリアル素材、カーボンニュートラル素材が使われているということになる。




 正直、今の車に適用しようとすると、耐久性の問題とか難燃加工とかが難しいから実現は困難だろう。しかし温故知新の素材かもしれない。

 シートのクッションはというと、ウレタンが入っていた。さすがに藁などでは乗り心地が悪い??