幻のマイナーチェンジ車、その2

 幻のマイナーチェンジ車のもう1つの特徴は、リアウイングが付いている点。試作品は試作品なのだが、ちゃんと部品番号がついているため、本当に取り付けて市販しようとしたことが伺える。




 マツスピのように大きくない。ちょこっとだけ付いた感じ。正直、付いていないのと同じ感じ・・・




 ガルウイングと同様、もっと派手じゃないと・・・とはいえ、歴史ある一品であることは間違いない。




 リアウイングの取り付け部分。エンジンフードは二重構造になっていて、表面(外面)と骨の2つに別れる。マツスピのウイングは骨の部分に丸い大きな穴をあけ、表面(外面)側の板にネジ留めされるが、この車は骨の部分でネジ留めされている。




 あとは小ネタ。実はドアなど蓋物をオープンさせたのには、別の目的もあった。幻のマイナーチェンジ車のキーが見たかったのである。実物が下の写真。照明などの関係で上手く撮影出来なかったが、プライマリーとセカンダリーの2つが存在することが確認できた。またキーホルダーは結構安っぽい物。木の板にマジックで手書きしてあるRX500のキーホルダーよりはいいが・・・




 キーを確認したかったのには、さらに別の理由があった。キー番号が知りたかったのである。このキー番号をもとにキーを複製すれば、幻のマイナーチェンジ車は我々の手中に入ったも同然である(こらこら)。で、キー番号を確認しマツダ部品で複製しようとしたところ・・・作れなかった。話によるとこの車のキーは試作車用のキーに変えられていたのだ。