おしい! コスモスポーツ

 このコスモスポーツ、見た覚えがないなあと思っていたら、車検が切れていて保存されている車だった。聞くところによるとアンフィニ広島の社長の持っている車らしい。不動車かどうかは不明。





 フロントガラスに車検のステッカーがない。





 この車、一見何の変哲もないが、よくみると実におしいのだ。ナンバーを見て欲しい。なんと「広島5 ・797」。もし787(チャージマツダ787B)だったら、もう予言者の域に達したところだった。実際、ロータリーオーナーには、車のナンバーを787にしている人が多く見られる。





 車の中を覗いてみた。すると懐かしのコスモスポーツなんて書かれている紙が置かれていた。が、矢印部分をよく見て欲しい。





 なんと松田恒次社長のサインが入っているではないか。松田恒次社長とは、ロータリーエンジンを実用化した際の社長である。何のための紙かはわからないが、なかなか由緒ある紙らしい。





 松田恒次氏は2003年に日本自動車殿堂入りを果たしている。彼の業績については、マツダミュージアム改装記念「松田恒次」展まで。