エンジンの詳細

 会場にキャタピラー三菱のテントがあり、カタログが並べられていた。





 また展示パネルもいろいろ置かれていた。


 中には驚くべき説明もあった。ターボで過給されたあとの温度で150℃にもなるという。なぜ驚くかというと、このエンジンの定格回転数はわずかに1750rpm。過給圧は書かれていないが、そこまで過給できるだ。





 777Dのカタログもあった。表紙も含めて8ページもの。





 エンジンの断面図があった。V8のOHV。OHVはカムシャフトがヘッドより下にある(シリンダーブロックの中に入っている)のが特徴なのだが、驚いたことにカムシャフトが2本入っている。通常のOHVはV型エンジンでもカムシャフトは1本。それが2本ついているのだから、このエンジンの場合はOHVとはいわず、Double Under Head Camshaftというべきかもしれない。OHVにした理由だが、1つは信頼性を上げるためであろう。またDUHCにした理由は、カムシャフトが1本ではプッシュロッドが長くなりすぎて曲がってしまうことも考えられる。






OHVは、カムシャフトでプッシュロッドを押し上げ、バルブを開閉させる


 以上を踏まえ、次頁より実際のエンジンを見てみよう。