組立編




 レスポンス改善と低速トルク増強のための、モンスターの回答は鍛造ピストン。スズキスポーツブランド(アート技研製)、短めのスカートがセクシーだ(?)。重量は計測しなかったがノーマル比で格段に軽く、仕上げが非常に良い。おかげで景色が移り込んでデジカメのピントが合わない(蹴)。結果、排気量はホンのちょっとだけ(笑)上がることになる。
 この辺の仕様は何度も良く話し合って決定していったものだ。シリンダーのボーリングでは、わざわざダミーヘッドを締め付けて加工している。当然、お金は掛かるが精度良く削る(=壊れにくく、長く乗れる)にはこれが必要なのだ。




 タービンは新品のRHB31。スズスポF90キットに含まれる。ECUやインジェクタ、スロットルボディーも合わせて交換。排気マニホルドは純正の新品を使用。












 仕上がったエンジン。外観は全く変わらないが非常に綺麗だ。とくに言わなかったのだが、ゴム部品交換の際クリップ類まですべて新品に交換されているのはメカニックの良心だと感じた。プラグコードやデスビ、スロットルバルブなども相談の上で交換することに。タイミングベルトや油圧ラッシュアジャスターも交換し、バルブのスリ合わせも行った。
 クランク、クランクプーリ、フライホイールはダイナミックバランスを取り、ピストンやコンロッドも重量あわせをしてある。