修理方法

 オイルが漏れ出す場所の上から液体ガスケットを塗っても、オイル漏れを止める効果はない。液体ガスケットは、隙間に入り込んで初めて効果を発揮するのだ。エンジン搭載状態で液体ガスケットを隙間に注入する方法として、エンジン内を減圧し希釈して粘度を低くした液体ガスケットを染み込ませる方法を試してみた。減圧装置は掃除機だ。



 掃除機をつなぐところはブローバイのホース。



 下の写真のようにつなぐ。



 ホースの径が違うため、ウエスをガスケット代わりにした。またガムテープでふさいだ。



 使用した道具。中央が液体ガスケットでトヨタ純正である。これを少量とり、ブレーキクリーナーで希釈し、減圧しながら隙間部分に塗るのである。



 順番はこうだ。まず減圧する。そして液体ガスケットを塗る前に、隙間部分にブレーキクリーナーを吹きかける。こうすることで、隙間部分にたまっているオイルを除去することができる(エンジン内に吸い込まれる)。十分に処理した後、減圧したまま希釈した液体ガスケットを塗る。
 塗ると下の写真のようになる。



 念のため24時間放置して固化したあとエンジンをかけたら、オイル漏れはとまった。