お楽しみの所、失礼します。当HPの管理人です。ここを見られているということは、F6Aエンジンもしくはエンジンそのものに興味がある方だと思います。そのような方には是非ともこちらも見ていただきたく思います。エンジンに関する情報が満載です。きっと参考になることでしょう。

  AZ−1の保守と改造 -> エンジン関係



 当HPのトップページも是非ご覧ください。ブログやSNSに載っている車の情報程度では物足りないというあなたへ、車に関する濃い情報を毎週更新中。あなたにとって新たな自動車趣味の世界が開けるかも。

  世界最小のスーパーカー(笑)AZ−1のページ



アイドリング時、エンジンからカチカチ音が出ないようにする


 アイドル時、エンジンルームから聞こえてくるカチカチという音。実に耳障りで安っぽい上、貧乏くさく感じる音だ。発生源はアイドルスピードコントロールバルブ(ISCバルブ)。今回、やっと音のしないISCバルブを見つけたので交換してみた。



 ISCバルブは、矢印で示す部分にある青い部品だ。



 取り外しは簡単。インテークの太いゴムホースを取り外し、矢印で示すネジを外せばとれる。



 取り外したバルブを、下のパーツカタログに書かれている5番の部品と入れ替える。スズキ品番で18117-57F01、マツダ品番でZZS1-20-660A。このISCバルブはF6Aしか設定がなかった頃の、しかも初期のワゴンRに使われていたバルブで、あまり数は出回っていないものだ。解体屋で目にすることもあまりない。



 バルブに付いているチューブの向きと径、ハーネスのコネクタの形状は一緒なので、AZ−1のとすぐに取り替えることができる。左がAZ−1純正のバルブ。





 チューブの接続方法は下の写真の通り。



 が、ボルト取り付け位置が異なるので、汎用ステーを使って固定する必要がある。



 あっさりと完成。



 今回使用したISCバルブは、1型のワゴンRに使われたもの、2型、3型では下の写真のようなバルブが使われており、解体屋でもこのバルブの方が入手しやすい。しかし肝心のバルブの音で比較すると、今回使用したISCバルブの方が圧倒的に小さく、無音に近い。
 下の写真のバルブは、AZ−1純正のバルブより音は小さいのだが、無音ではない。



 パーツリストで12番の部品があるが、これはレゾネーター。要は音を小さくするためのものだ。無理矢理取り付けたが、音に変化はなかった。ISCバルブの交換だけで十分だった。



 ISCバルブを取り替えると、アイドル時になるカチカチ音は聞こえなくなった。絶大な効果があるので、気になる人は取り替えよう。