エンジントラブル報告


 サンタのちび号(M2-1015)が エンジントラブルを起こしましたので症例報告です。

 2007年の夏から少しづつ冷却水の減少が確認されていました。

 2007年12月にエンジン始動不良を起こしました。全気筒が点火せずガス欠を起こしたような状態で動き始め、アイドリングを続行してアクセルをあおってやると順調に回り始めました。おかしいと思ったのでエンジンを止めエンジンフードを開けると白い煙が少し確認できました。オイル等のにおいではありませんでした。すぐに車載車での引き取り修理を依頼しましたが、特に問題は発見できませんでした。
 冷却水の減少の話をしておいたので冷却水漏れの試験をして問題が発見できなかったので、リザーブタンクのキャップの交換をして様子見で帰ってきました。その後の始動性は特に悪いようには思えませんでした。

 2008年1月24日職場からの帰りエンジンを始動するとマフラーから大量の白煙を噴出しました。エンジンそのものは普通に回っていました。白煙のにおいはオイルのものではありませんでした。そのまま自宅まで約4Kmを走って帰りました。

 翌25日、出勤のためにエンジンを始動しようとしてもセルが回りませんでした。26日に修理に出したところ1番シリンダーに冷却水か入り込んでいることが判りました。

 ブロックとヘッドの写真です。ブロック、ヘッドともに研磨の必要なほどまでに 腐食していました。





ウォーターポンプからも漏水が確認されました。




走行距離は 75000kmほどです。他に冷却水関係のトラブルとして、メクラブタの腐食による漏水がありました。